城田復帰への経緯

★城田復帰について

●城田憲子(元日本スケート連盟強化部長)
 2006年3月、日本スケート連盟の不正会計事件で規定にない「通信費、運営費」を受け取って
いたとして、4月に城田を含む8人の理事が引責辞任。
 「城田氏はアッという間に連盟に返り咲き、今も選手の指導にあたるなど完全に復権を果たした。
 どの国際大会にどの選手を派遣するのか、彼女はその権限を掌握し、息のかかった選手ほど
有利な日程でシーズンを過ごせるといわれています」(フィギュア関係者)

●織田、村主らによる異例の“城田復帰”直訴が実る(2009/01/22 スポニチ)
ttp://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20090121096.html(リンク切れ)

 日本スケート連盟にとって、約2年半前の不正経理問題で
大きくイメージダウンした人物の国際大会派遣を認める決断は簡単ではなかった。
城田元強化部長は刑事罰に問われておらず、昨年2月に活動自粛を解かれてからは
個人資格で国際大会のジャッジも務めていたが、今回は強化現場への復帰で意味合いが異なる。
 伊東秀仁フィギュア委員長によると、1年後に迫った五輪でメダル獲得を狙う
男子の織田、女子の村主章枝(avex)らが、城田元強化部長のスタッフ入りを直訴した事実が背景にある。

 伊東委員長は「過去の実績があり、織田や村主の復活の支えになってきた」と説明した。
前回のトリノ五輪まで3大会連続でフィギュアの監督を務め、トリノで金メダルに輝いた荒川静香も育てた元強化部長に
代わる人材が育っていないことも大きな要因だ。

 林泰章会長代行は「世論もある。結果が駄目ならたたかれることは百も承知。
ただ、選手が直訴してきたことは過去になく、五輪も見据えて選手が最高の演技をするため、
連盟としては重く受け止める必要があった」と打ち明けた。
組織としての体裁よりも現場の意見を優先し、不退転の決意で五輪に臨むことになる。

●城田元部長は美姫、村主、織田限定支援(2009/2/20 日刊スポーツ)
ttp://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp0-20090220-462800.html

日本スケート連盟は19日の理事会で、不正経理事件で06年に理事を引責辞任したフィギュアの城田憲子元強化部長(62)を、
3月に米ロサンゼルスで行われる世界選手権に支援スタッフとして派遣することを承認した。
伊東秀仁フィギュア委員長によると、日本代表6人のうち女子の安藤美姫(21)村主章枝(28)男子の織田信成(21)の3人限定で後方支援をするという。
城田氏は選手からの要望で2日からカナダ・バンクーバーで行われた4大陸選手権でアシスタント・チームリーダーとして現場復帰していた。